札幌の古本募金に係る寄付環境

札幌の古本募金に係る寄付環境

2016年02月27日(土)9:20 AM

寄付・支援のお問い合わせ、いつもありがとうございます。

古本募金ハピぼんです。

 

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改めてですが、皆さん古本募金と聞いて、何を想像されますか?

古本?募金?寄付とは違うのかな?

ご存じでない方はいろいろ想像されるかと思います。

古本募金とは

古本募金とはご家庭で読み終えた書籍や使い終えたDVD、CD、ゲームソフトをお送りいただき、
その買取相当額をNPO・NGO等の団体に寄付する新しいチャリティーの仕組みです。

現金による寄付ではなく、ご不要になったお品物を着払いでお送りいただき、ハピぼんが換金させていただいた上、任意でご指定いただいた団体様に寄付させていただきますので支援者様に一切お金はかかりません。

ブック・エイド、ブック・チャリティー、ブック・ドネーションとも呼ばれ、
全国のNPOなどの社会貢献団体や大学などに、広く採用されています。

 

北海道では、やや認知度が低いですが内地の方では多くのNPO団体等が、この仕組みを活用して活動に役立てておられます。

札幌、現在の古本寄付状況

ハピぼんも運営を開始して、まだ日は浅いですが支援者様・支援先団体様からは、こんな仕組みがあったんだ!と驚かれる事も多いです。

 

もっと早く知っていれば利用したのに、たくさん捨ててしまった。これからは捨てないで取っておくよ!と、

ありがたいお言葉もいただけます。

 

今後、北海道で少しずつでも古本募金の輪が拡がっていくよう活動に邁進していきたいと思います。

 

札幌市の古本を活用した寄付状況として、古本の直接回収や海外や施設等に直接古本寄付を行っている団体・企業はいますが、古本募金の仕組みを活用して寄付を行っている団体・企業は平成28年2月現在、札幌市そして北海道内では古本募金ハピぼんだけとなります。

札幌、今後の古本募金環境と一抹の危惧

ただ今後、言葉が悪いかもしれませんが、二番煎じのような形で古本募金の仕組みを取り入れる団体・企業が、恐らく札幌市でも出てくるかもしれません。

 

危惧しているのは、古本募金の輪が拡がるのはとても嬉しいことなのですが、その状況になった時に善意の言葉で取り繕っていても、私には裏に営利目的等が隠れているであろう団体・企業はなんとなく分かりますが、支援者様からは区別がつかず悪質な業者に貴重な寄付をされてしまう可能性があるからです。

 

その場合、せっかく送った寄付が、きちんと指定団体に還元されていなかったり、営利目的だった事がわかりトラブルが起こったりなど、古本募金の活動を行う悪質な団体や企業が増えることで、せっかくのいい仕組みなのに支援者様にいらぬ誤解を与え、古本募金という新しい寄付の形をご理解いただけなくなるかもしれません。

 

私は札幌市で少なからず10年ほど、本を通じた業界に身を置いているので色々な方の話を聞く事があり、その上で昨年度まで札幌の古本業界から社会貢献活動を真面目かつ継続的に取り組んでいる店舗や企業などの話を、残念ですが私は聞いたことがありませんでした。古本募金を活用した活動に関しても同様です。

 

だからこそ、今後、札幌で古本募金の仕組みを利用して寄付・募金を呼びかける団体や企業が新たに出てきた時には疑念を抱いてしまいそうですが、これは心配しても仕方ないのかもしれません。

 

支援者様へ。古本募金について、なにか疑問に思ったことや不安に感じることがあれば、ハピぼんまでお問い合わせくだされば寄付の流れや支援先団体の説明、その他なんでも丁寧にお答えさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

 

支援者様ご自身で寄付支援先をしっかり見極める事も大事かと思いますが、今後、一人でも多くの方に古本募金ハピぼんの活動をご理解いただき、信頼いただけるよう尽力することが何よりの近道だと信じ一歩一歩進んで行きます。

「古本募金ハピぼん」はノースクリエイトの社会貢献活動です。

運営元であるノースクリエイトは古本の買取と販売を本業としており、より多くのお客様からより良い商品をお譲りいただくためには、社会的責任を果たす企業として皆様から信頼を得ることが重要と考えています。

 

トップページのごあいさつでも触れておりますが、本業を活かした社会貢献活動の一環として展開しているのが「古本募金ハピぼん」です。集めた本はAmazonなどで販売し、活動費を捻出しています。

 

全国で初の試みである支援者様にAmazonギフト券プレゼントやチラシ・ホームページ製作による広報支援など他社の古本募金にできない活動が出来るのも「ハピぼん」が本業を活かした活動であるからにほかなりません。

 

引き続き、微力ながら全力で活動させていただきますので、引き続きご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 



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